初もうでのコーディネートというと、赤と黒のバッファロー・チェック―――
いや、あれはバッファロー・プレイドと言う人もいて、どうも厄介だ。
チェックもプレイドも日本語に訳せば「格子」。小格子はチェックで、大きいのはプレイドと
使い分けるのが正しいらしいが、では何センチ以下がチェックなのかというと、これまたあいまい。
中にはプレイドではなくプラッドと呼ぶのが正しいと言い出す人もいる。
「PLAID」をどう発音するかの違いと思っていたが、プレイドはスコットランド語で、
スコットランドの民族衣装の肩から斜めにかける格子柄の布を呼ぶらしい
―――のマッキノウにモールスキンのパンツと決めている、生地が厚くて温かいからだ。
都市の温暖化とはいえ元日は寒い、防寒着はこれしかないので初もうでウエアとして定番化した。
これにニットキャップをかぶり、マフラーを巻き、手にはおさい銭の500円玉と手袋を持って出かけた。(おわり)