何年ぶり……。正確にいえば40年ぶりに雑誌「MEN’S CLUB」の仕事をした。

わたしが「MC」最後の原稿を手渡したのは1980年、「街のアイビーリーガース」だった。「手渡す」という言い回しに注目。文字通り原稿用紙に手書きしたものを、「お使い」と呼ばれていた新入編集部員が自宅まで受け取りに来ていたのだ。時代を感じる。

現在はパソコンで原稿を打ち、送る――らしい。というのも、わたしはパソコンが使えないので分からない。この「さかさメガネ」の原稿はアナログ、紙の原稿用紙に鉛筆(3Bでなければならない)で書き、FAXで送っている。FAXはわたしが持つ唯一の文明の利器(いまの若い人はFAXを知らないと聞いた)なのである。

という訳で、長らくご無沙汰していたあの「メンクラ」からお座敷がかかってきたのでちょっと驚いた。訳を聞いたらこんな理由。創刊66周年の記念企画だというのだ。

(つづく)


© HEARST FUJINGAHO

※ブログ担当スタッフより ~ ブログ内の取材模様は、ハースト婦人画報社発行のメンズクラブ2020年11月号(2020年09月25日 発売号 定価900円)に掲載されています。とても素敵な特集なので、ぜひお読みください!

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