白スパイクの暑さ軽減データは、某スパイクメーカーによる。それによると、スパイクの内外の温度上昇を防ぎ、日差しの強い日でも快適。32度の炎天下でもスパイクの内部と表面の温度差が、黒と比べ最大約10度低かったというのだ。
黒靴と比べ白靴だと10度も温度が低くなるとは知らなかった。選手たちからも「黒スパイクは日差しが当たると熱がこもるが、白だと気にならない」、「黒だったら汗をかいたら群れてしんどかったけれど、白は全然大丈夫」などの声が。
ならば、もっと早く解禁すればよかったと思うのだが。ルール改正のきっかけは、国際大会だった。数年前から他国チームは白色スパイクを使用していることに気付く。昨年の「U18(18才以下)ワールドカップ」に出場した日本代表が試験的に白を使用、結果を残した。
来年、夏の甲子園から黒スパイクは消えることだろう。
(おわり)