ネクタイ業界が反対するのは当然。メシのタネのネクタイをしなくてもおとがめなし、とお上が許るめたのだから。
陳情の結果、翌年はクールビズにネクタイを……とやったのだが、時すでに遅し。一旦外したネクタイを再びする男たちはいなかった。
などなど、初期はトラブルもあったが、今年でなんと15年になる。期間も延び、昨年度はクールビズが5月から9月までと国が期間を決め、エアコンの設定温度の適正化や、服装の工夫を呼びかけてきた。
ところが、昨年11月のウォームビズの初日、都内の最高気温が20度を超えるなど、一律に期間を決めるのがそぐわなくなった。
小泉進次郎環境相は会見で、「期間だからネクタイを外す、つけるというのはちょっと違うのではないか。一人ひとりが決めていくことが大事」とした。さあ大変だネクタイ屋さん
(おわり)