「東京五輪・パラリンピック」開幕まで154日。無事閉会式を迎えられることを願う。
最後までもめていたのが例の「厚底シューズ」だが、条件つきで容認された。
何よりホッとしているのは「ナイキ」、そして選手だ。
事の起こりはこうだ。ナイキ社が開発した厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が、陸上の長距離で好記録を続出させた。
同社の厚底シューズは、炭素繊維のプレートが埋め込まれ、高い反発力が売り。マラソンの世界記録を持つ男子のエリウド・キプチョゲ、女子のブリジット・コスゲイ(ともにケニア)や、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)、東京五輪日本代表に決まっている中村匠吾(富士通)らトップ選手の多くが履いている。
正月の箱根駅伝でも大半の選手が着用して区間新記録が相次ぎ、大会記録も大きく更新された。
世界陸上競技連盟が「待った」をかけた。
(つづく)