10月1日が「ネクタイの日」とは知らなかったと小欄で白状したばかりというのに、またも知らない服飾記念日があることを教えられた。洋服屋落第。
「ベルトの日」という名のネクタイの日によく似た日が12月10日にあるというのだ。この年になるまで一度も聞いたことがない記念日。
ベルトの日とは、正倉院収蔵の日本最古といわれるベルトには紺玉(ラピスラズリ)の飾りが付けられている。ラピスラズリは12月の誕生石、という訳で12月。また、クリスマスのジングルベルの「ベル」「10日(とおか)」の「と」を組み合わせて12月10日を「ベルトの日」に制定したという。
「ネクタイの日」も苦しかったが「ベルトの日」はもっと苦しい……。ごくろうさま!日本服装ベルト工業連合会の方々。
わたしは自分の口から言うのもナンですが、若者のベルト普及にはおよばずながら尽力したつもり。
(つづく)