毎年のことだが、暑さが続くと決まって話題に上がるのが「日傘男子」。

暑さや紫外線を防ぐアイテムとして注目を集める日傘。日傘をさした場合、頭のてっぺんで94%、顔で79%の紫外線を防ぐことができたとのデータもある。にもかかわらず現在使っているのは主に女性。環境省によると、女性の7割が日傘を使うのに対し、男性は1割程度にとどまるという。

なぜ男性は日傘を使いたがらないのだろう。「男性が日傘をさすのは恥ずかしくない。カッコいい――」。20年前、インターネット上で「男も日傘をさそう会」を立ち上げた男性がいる。1896年に大阪市で創業した老舗傘店の4代目。

「(日傘は)影を持ち歩く感覚。一度さしたら心地良さがわかる。ネットが珍しい時代から、なくてはならないものになったように、男性日傘も生活の一部になる日がきっとくると信じています」と熱く語る4代目だが……。

(つづく)



出典:株式会社カタログハウス
くろす氏も表紙に登場した2015年の『通販生活 夏号』にも「日傘男子」の特集がありました。