「平成最後の正月」だからといって、どこが違う訳もなく「お目出とう」。

わたしが元日に「初詣」に行くようになって40年になる。なぜ覚えているかというと、丁度40年前ここ小石川(文京区)に戻ってきた年だからだ。

引っ越しのあいさつがてら正月に氏神様に初詣に行った。氏神様は歩いて10分ほどの所にある「吹上神社(ふきあげじんじゃ)」。小さな神社だが歴史は古い。戦前、父親に手を引かれて初詣に行ったことを思い出しながら鳥居をくぐった。参拝客の後に続いてかしわ手を打ち、おさい銭を入れた。

最近読んだ記事だが、いまやおさい銭もIT化され、スマートフォンをかざしただけでおさい銭が入る電子決済サービスを導入する社寺が増えつつあるという。あの神田明神も始めたもよう。

なんだか味気ないお参りになったものだ。さい銭箱にコインが当る「チャリーン」という音がいいのに……。



▼▼▼くろすブログスタッフより~ 東京・三鷹で開催中の「タータン 伝統と革新のデザイン 展」に関連して、2019年1月にくろすとしゆきが登壇するトークイベント(要申込)がございます。ぜひご来場ください!

対談「戦後のメンズファッションとタータン」【詳細】

くろすとしゆき(服飾評論家)×石田原 弘(神戸タータン協議会会長、神戸松蔭女子学院大学非常勤講師)

【日 時】 2019年1月6日(日) 14:00~
【会 場】 三鷹ネットワーク大学 ※展覧会場とは異なります
三鷹市下連雀3-24-3 三鷹駅前協同ビル3階
【参加費】 無料
【定 員】 70人
【申込方法】 三鷹市美術ギャラリー(0422-79-0033)へ電話予約(先着順)

主催:三鷹市美術ギャラリー・公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団 ※三鷹ネットワーク大学共催