園芸講座で学んだこと。植木を枯らす原因のほとんどは、水のやりすぎだった。植物は少しぐらい水が不足しても平気。茎がぐったりしても枯れることはない、水を与えればたちまちピンとする。
まずいのは水のやりすぎ。根は水責めに遭い悲鳴を上げているというのに、また水をやっていた。
これを聞いてふに落ちた。枯らした原因は水にあった。そして学習した「水やり3年」という言葉。簡単と思っていた植物への水やりも、コツをつかむのには3年もかかるということ。
ところで、頂いた白い花だが「フランネル・フラワー」という初めて聞く名。読んで字のごとく、花びらの感触がまさにフランネル――――フラノにそっくり。それも上質の手触りで、気持ちがいい。
この秋はフラノが着たくなった。ホワイト・フランネルではない、オックスフォード・グレイだ。
(おわり)