東京・銀座「泰明小学校」和田校長は同校を「特別な存在」「銀座ブランド」と位置づけた。そのうえで「伝統ある、そして気品ある空間・集団」への「帰属意識」「誇り」「美しさ」を保つよう求めており、その象徴が「ブランド標準服」だった。記者会見で「泰明小でなければこんな話はしない」と語っている。

和田校長は「泰明小」というブランドを意識するあまり、舞い上がってしまったようだ。ブランドにはブランドで… 校長は銀座に出店するブランドショップ(エルメス、シャネル、バーバリーなど)に打診したが相手にされず、アルマーニが乗ってくれたという。ということは有名ブランドならどこでもよかった訳で、なにがなんでもアルマーニではなかった。

この程度のブランド認識から生まれた標準服、ポリシーがあったとは思えない。記者会見の席上、記者から―― 校長はアルマーニのスーツ持っているのかと問われ、「持っていません」。

(おわり)