創立140年、東京・銀座の中央区立「泰明小学校」が、4月の新1年生からイタリアのブランド「アルマーニ」のデザイン監修による「標準服」を採用することになり、波紋が広がっている。

標準服着用は強制ではないが、一式の価格はこれまでの2.5倍の8万円ほどになる。公立小学校にふさわしい対応なのか、保護者から困惑の声があがっているという。

区教育委員会によると、新しい標準服は4月入学の新1年生約60人から採用。標準サイズならジャケット、シャツ(女子ブラウス)、ズボン(スカート)、帽子をそろえると男子で4万4千円、女子で4万6千円。従来は男子が1万8千円、女子が1万9千円だった。このほかにセーターやバッグなどを加えると一式で8万円以上になる。

和田利次校長は変更理由について「服育」という教育の一環であり「銀座の街のブランドと泰明ブランドが合わさったときに学校、子どもらと街が一体化する」と主張。

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