Maker's shirt 鎌倉

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くろすとしゆきオフィシャルブログ

314:厚底シューズを容認


「東京五輪・パラリンピック」開幕まで154日。無事閉会式を迎えられることを願う。

最後までもめていたのが例の「厚底シューズ」だが、条件つきで容認された。

何よりホッとしているのは「ナイキ」、そして選手だ。

事の起こりはこうだ。ナイキ社が開発した厚底シューズ「ヴェイパーフライ」が、陸上の長距離で好記録を続出させた。

同社の厚底シューズは、炭素繊維のプレートが埋め込まれ、高い反発力が売り。マラソンの世界記録を持つ男子のエリウド・キプチョゲ、女子のブリジット・コスゲイ(ともにケニア)や、日本記録保持者の大迫傑(ナイキ)、東京五輪日本代表に決まっている中村匠吾(富士通)らトップ選手の多くが履いている。

正月の箱根駅伝でも大半の選手が着用して区間新記録が相次ぎ、大会記録も大きく更新された。

世界陸上競技連盟が「待った」をかけた。

(つづく)



出典:Runtrip MAGAZINE

313:五輪ユニフォームの変遷


1964年東京五輪のユニフォームは、何店かのテーラー(個人商店)が製作。選手1人ずつ採寸、仮縫いして仕上げた。

思えば60年代半ばといえば、紳士服はオーダーメード中心で、既製服は下に見られていた時代、JOCが日本初のオリンピックに既製服を採用するはずがない。

東京以前のオリンピックは、当然のようにユニフォームはオーダーメードだったのだ。この慣習は76年モントリオール大会まで何の疑問も持たぬまま引き継がれた。

80年、モスクワ大会がボイコットで中断、オリンピック・ユニフォームにも新風が。テーラーのハンドメイドから開放された。

反動だろうかデザイナーが手掛けることになる。森英恵(2000年シドニー)、高田賢三(04年アテネ)と続き、その後は百貨店が担うようになり、今回へと続く。

さて、今回のユニフォームだが、東京五輪の逆バージョン、新鮮さもセンスも感じられない。

(おわり)


2000年シドニーオリンピック 出典:共同通信


2004年アテネオリンピック 出典:JOC

312:2020オリンピックの公式服


日本オリンピック委員会(JOC)と日本パラリンピック委員会は先月、2020年「東京五輪・パラリンピック」の日本選手団が開会式の入場行進や、式典などで着用する公式服を発表。ご覧になったと思う。

開会式用のセットは、白のジャケットに赤のパンツ。1964年、東京大会のコーディネートを意識したという。

64年のユニフォームは、赤ブレザーに白パンツだった。これはVANの石津謙介がデザインしたというのが通説。

ご本人は否定していたし、VAN社員も知らなかった。わたしがその話を直接聞いたのは10年ほど経ってからのことだった。

その時、赤ブレザーを初めて手にした。生地はフラノではなく、もっと重量感のある平織り(厚手マットウース?)だった。そしてテーラー仕立てなのを初めて知る。小さな「○○洋品店」のマークと、生地を提供したと思われる「△△毛織」の大きな織ネームが付いていた。

(つづく)

311:サバーバン・コート


1950から60年代、アメリカの大版雑誌の黄金時代。「GQ」「ESQUIRE」。女性誌では「McCALL’S」「HOUSE AND GARDEN」など、どれを取っても豊かなアメリカ」にあふれていた。

その頃、アメリカン・ライフの中心だったのが「サバーバン・ライフ」だった。アーバン・ライフとの違いは「ゆとりある生活」。広い家と庭、それにふさわしい大ぶりな家具。車も荷物がいっぱい積めるステーション・ワゴンに注目が集まった。この時代の「アメ車」は最もアメリカらしく大型で、大排気量のエンジンを有する。

ライフ・スタイルにも変化をもたらせた。例えばファッション。アーバン・コートの代表だった「バル・ラグラン」――日本ではステンカラー・コートと呼ばれたもの――から、コート丈の短いスポーティなコートへと移っていった。「サバーバン・コート」の誕生だ。

サバーバン・コート姿の男性が、ワゴン車へ乗り込む広告ページが目に浮かぶ。

(おわり)

310:サバーバン・ライフ


「アーバン・イノシシ」で思い出した英語がある。「サバーバン」だ、何10年振りか。

アーバン(URBAN)の前にサブ(SUB)が付くと「サバーバン(SUBURBAN)」。
「郊外の。郊外に住む。郊外じみた。郊外生活者(米語)」などの意がある。

1950年代から60年代にかけて、アメリカではアーバン(都市)からサバーバン(郊外)へ生活拠点を移す運動が活発化する。背景には、都市部の不動産の高騰、交通網の整備などがあった。

東京でも戦後の一時期、郊外へ移住する人々が急増したことがあった。JR中央線、私鉄では東急、京王、西武、東武などの各線が、沿線の土地開発に力を入れ、庭付き戸建てに住むことを魅力たっぷりアピールした。

アメリカでは、「サバーバン・ライフ」が一世風靡、ライフ・スタイルにも大きな影響を与えた。

当時、米雑誌広告はカッコいい郊外生活にあふれていた。

(つづく)

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