皆様、ご存知でしょうか?
何と鎌倉はニースのお姉さん?(妹?)だったのです。
1966年にお姉さん?になっているのですからすでに47年経っているのです。
でも生まれてからずっと鎌倉にいる私がこれを知ったのは2~3年前です。
そして「えっ、ホント」と、たいていの友達や親類はびっくりします。
どうして鎌倉市はこのことをもっとアピールしないのでしょうか?
だってニースはとてもすてきで、そんな都市のお姉さんであることはとても誇り高いことと思うからです。

私は仕事で13年前から年に一度、ニースを訪れます。
ビジネスパートナーの会社がニースにあるのです。
いい処にビジネスパートナーがあってラッキーです。
そして今年も、3月1日からパリ滞在2泊して3日にニース入りました。
パリはとても寒く暗く淀んだ空、さすがの私も沈んだ気持ちになりましたが、パリからエアフランスで1時間、
お昼頃、ニースエアポートに着いたとたん青い空が目に飛び込んできました。空気が違いました。
ああ、なんと気持ちがいいんでしょう!

いつもはビジネスパートナーGregoryが、エアポートまで彼のスポーツカーで迎えに来てくださるのですが、
今回はタクシーでエアポートから20分でホテルへ。

14:00にGregoryがホテルに迎えにきてくれるまで荷物の整理しながらパチリ。
ちょうどフェスティバルが開催されていてその賑やかなこと。
お祭り好きは世界共通なのですね。

この日、Gregoryと一緒に彼の会社へ行き、多量の買い付けをし翌日のディナーの招待を喜んで受けて別れました。
長い1日が終わりました。

翌朝、弊社会長にニースの写真を撮ってきてと頼まれていましたので外に飛んで(ホントはスキップしながら・・)行きました。
会長は「鎌倉市をよくする会」(名前は定かではありません・・)のメンバーでユニーク?な提言をしているらしいです。
たとえば鎌倉市の車のナンバーを「湘南ナンバー」から「鎌倉ナンバー」にしようとか。これが実現したらいいなあと、私も思います。

3.5キロに渡って続く海際の遊歩道「プロムナード・デ・ザングレ」(Promenade Des Anglais)イギリス人の散歩道と言われるところからパチリ。
遊歩道から見るとニースを代表する一流ホテルがずらり並んでいます。
さすが世界的なリゾート地としてその名が知られるニースです。

幅広のイギリス人の散歩道で海を眺めているオジサン。彼の見ている方向にはカンヌがあります。

このようにジョッギングしている人がとても多いです。気持ちよさそうですね。

早朝なのにお散歩している人が多いです。

これはオジサンが眺めていた方向とは逆で左のずっと向こうはモナコです。
海際にずらっと旗が立っていてこれも素敵です。

向かって左から海、イギリス人の散歩道、車道、そしてホテルがズラッと。

一旦、部屋に帰り再度パチリ。

風が強くなってきました。車道の真ん中に植木がきちんと植えられています。

ホテルから右のずっと向こうにカンヌ。
カンヌは電車で20分くらい。
ニースはホテルがズラッと並んでいますが、カンヌはスーパーブランドがズラッと並んでいます。
6年前、カンヌ映画祭が開かれているときに行きました。
ブラッド・ピットみたいな大勢の素敵な男性たちがタキシード着て、そして女性はドレス姿で金髪をなびかせ海際の歩道を闊歩していました。
映画の一コマを見ているようなそんな錯覚に陥りました。
ニースからカンヌに話がそれてしまいました。

海の左側の向こうにかの有名なモナコ。
カジノ、モナコグランプリ、そしてハリウッド女優からモナコ王妃に転身し40代で車で事故死したグレース・ケリー。
モナコは宮殿の中に入れるのでもし、お出かけのチャンスがありましたらお勧めです。

それからここだけの話・・ですが、モナコグランプリは昨年見ましたよ!
車の音がブーン、ブーン、気持ちいい音だと思いました。
シューマッハが出場していまして、表彰台にはグレース王妃のご子息アルバート公がいらっしゃいましたよ。

ニースのビーチは砂浜でなく玉砂利です。そしてビーチハウスのテーブルやチェアーはホワイトで統一されゴミ箱はネイビーです。
色を統一するセンスに感心しました。
まだ寒いせいか水着姿は皆無でした。

海際からまっすぐ垂直に歩くとツーリスト用レストラン街があるのですが、そのレストラン街へ行くまでのストリートには
スーパーブランド街があります。

商売柄どうしてもディスプレーに目が行きます。
この店はニースに行ったら必ず買い物する店です。名前はEscaleエスカーレ。
フランス国内だけの展開です。フレンチカジュアルでマリンスタイル。
とっても好きな店です。

Massimo.Duttiマッシモ・ディユテイ。
ご存知スペインのザラのお姉さんブランドが、去年はなかったのに、今年はニースに出現していました。
日本にはまだ上陸していませんね。

靴のTodsのディスプレーです。あまりに凝っているのでパチリ。

繁華街からちょっと離れた町です。

路面電車が走っています。

繁華街のツーリスト用レストランでランチ。
この器にワインが入って出てきました。
観光客対応のレストランと思いきや、なかなか料理も凝っていて、運がよかった!

この日、ビジネスパートナーの社長が18:30車でホテルまで迎えに来て下さいました。
そして車でニースのカントリーサイド、山の上まで案内してくださいました。
社長がおっしゃるには敵が攻めにくいため三方を山に、そして一方は海に囲まれたこのニースに人々が住み着いたとのことです。
これって、その昔、頼朝が幕府を鎌倉に開いた理由と同じなのですね。
この山には芸術家が住んでいて作品は人々に大人気で経済的にも豊かだそうです。

夜で開いていませんでしたが陶器店の内部。絵画も人気とか。

案内された山の中のレストランの外観。

レストランのお庭。何だか夢の世界です。

案内してくださった取引先の社長と。さすが粋ですね。

社長はVIP顧客らしくこの店のチーフがわざわざ挨拶に出てきてくださいました。

スイート好きの私は大興奮。スフレです。

この店のマダムが庭で採れた植物でハーブティーのサービス。

山の上の不便な場所で、しかもウークディーなのに店内は満席。料理もサービスも確かにスペシャル。
でも、何故か、どうして商売になるのか不思議でした。

こうしてニースの最後の晩が終わりました。
ニース滞在中、日本人には一度も会いませんでした。以前は日本人の夫婦をよく見かけましたが、
まだアベノミクスが浸透していないのでしょうか?
その代りたくさんの中国人に会いました。
数年前と違ってお洒落な中国人たちでした。
国が発展するとこうも変わってくるのですね。日本人も頑張らなくては!

さてニースと鎌倉の共通点はその地形です。ニースは世界のリゾート鎌倉は日本の観光地で京都に次ぐ歴史的な町。
でも、残念ながらセンスある街づくり、そして充実した施設はやはりニースに軍配があがります。
鎌倉とニース、もっとお互いに市民が行き来して姉妹としての絆を築き、よい所を取り入れたら楽しいのにと思います。

私は鎌倉が大好きです。
地方都市に出かけた時、いつもどこからいらしたのですか?はい、鎌倉です。
まあ、鎌倉ですか!よい所ですね。と、言われ改めて鎌倉に住んでいてよかった!と、思います。
自分の住んでいる鎌倉を誇りと思えるとは何と幸せなこと、感謝の気持ちでいっぱいになります。
鎌倉のお蔭で弊社はここまで来ることができました。
そのうえ、鶴ケ丘八幡宮のそばに本店があることは偶然とはいえ幸運なことです。
八幡様は弊社の守り神なのです。

これから鎌倉市は世界遺産登録にチャレンジです。
弊社も精一杯励んで、よいシャツをお客様に提案し、更に日本のおもてなしの心でチャレンジしてまいります。
いずれ妹ニースのように鎌倉が「世界の鎌倉」になれますように。